某団体からの依頼で、福島県の被災地からの救助した子のトレーニングに行ってきました。
乗ってきた飛行機が飛び立つところです。
その子が、もしどうしようもなければ、私の方で引き取る覚悟で行って来ました。
犬種はコーギー。
牧羊犬種で活発な子が多いですね、吠えと噛みに悩まされる飼い主も多いのですが...
何故かファンシャーの方達はそれを喜びます。
吠えと噛みのない子はコーギーじゃあないって...
まあ近所迷惑になりますからほどほどに願いますm(__)m
まず第一印象は...
メチャクチャハイパー...
に観えた(笑)
担当者さんと一緒に犬舎から出すと、一目散に...
おといれ...
ばらまかれた地雷を回収しながら様子を観る、落ち着きのシグナル&リードワークで落ち着かせていると...
...
意外と落ち着くし、シグナルも上手に出す。
が...
要求が凄い(笑)
まあこの犬種に限らず、極限の状態に置かれてしまった子はそうなのかもしれない、我が家のムゥちゃんが同じ様な行動を取っていたしね。
落ち着きの散歩をしている途中で撫でていると...
たろう君、ぶんたさんに撫でられてる~~と言う声が。
なんと撫でても噛みに来ると...
私の個人的見解ですが、噛む(噛み付く)=要求それも極限の...
それはかまってほしいから、触ってほしくない等まで色々...
興奮状態が続いてストレスが溜まってくると、その要求はエスカレートし急上昇する。
なんで解ってくれないのか?と...
動物とのコミュニケーションが上手くできないほどその傾向は強まる、そして人間の方もいらつき、虐待まがいの行為に発展する。
たろう君の場合はそれ程ではないにしても、被災地の生活が酷かったのでしょうね。
しかも怪我まで負っていたと言うから...
1回目の散歩を無事クリア(笑)
何時噛みに来るか心配ではあったのですが、シグナルを上手に出していたので先読みする事が出来、落ち着きのシグナルと相まって比較的落ち着いた行動を取っていました。
そして...
その他の問題行動のある子をピックアップしてもらい、犬舎の外へ出して散歩...
ある意味、たろう君よりも凄い(笑)
100頭ほどいる中の数頭ではありますが、こんなんです~~...
と言う状態の子達。
ある意味興奮しやすい
中には本気噛みをする子も...
私自身は噛まれるような行動を取ってはいないが、それでも注意しながらの散歩(なおかつ落ち着かせる事を心がける)。
無事殆どの子の散歩終了。
そして再度たろう君に挑戦...
ちょっと興奮気味ではあるが...
先ほどよりも落ち着いている。
代表がちょうど来て、カメラを向けている。
嫌だと言うシグナルをしきりに(笑)
それでも落ち着いた行動を取ってくれている。
私が撫でているとみんな一様に驚きの声...
何が原因なのか?...
一度では解りかねるが、様々な要因が重なってしまったのかも知れない。
被災地での...
移動のストレス...
見知らぬ土地でのストレス...
たろう君に取っては異国の地なのかも、家族と離ればなれ、食べ物を巡っての争いなどを経てたどり着いたシェルターだが...
落ち着くことが出来なかったのだろう。
食べ物に対する執着はやはり凄い、散歩終了後食事のない犬舎に入ったとたん...
すざまじい要求...
すぐさまおやつを差し入れると、やったぜ(笑)という得意げな顔...
この後どんなカリキュラムを組み立てようか迷う事例...
さてどうしようか?...
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