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2011年5月 1日 (日)

CesarMillan

シザーミラン氏。

私は最近までこの人の事を全く知らなかった。

ある人の家で、プロモーションビデオを観て....

          

全く犬のことを知らない人だ(笑)

                     

と思ってしまった、その方からカリスマトレーナーだと聞かされるまで.....

確かに日本のカリスマトレーナーと言われている方の中にも、同じ様なトレーニングを行う方が居るし....

また同じ様な考えでわんこ(その他の動物とも)達に接している方が多い。

            

かつての私がその中にいたことは否定しないが....

           

だが今は、(こんなロートルでも)今世界で行われている、最新の情報はいくらでも手に入る。

それを望めばね。

              

以前にも書いたけれど、保護犬を多数抱え、従来の訓練方法ではどうしても問題行動が消えない子達多数に遭遇したことが発端で、色々なホームページを読みあさっていた。

その中にEggiさんのページがあった。

比較的解りやすく解説してくれてあった(今思えば)、が当時の私にはその文面から受ける印象は.....

クエスチョンマークや、そんな訳ネエダロ(笑)という物だった。

 

それが今では、理解できないのは過去に行っていた訓練の数々。

とっさの時にはたまにそれが出てしまうが(滝汗)

そんな中で観たビデオだったのでそんな印象を持ってしまった。

その後有る講習会で日本人訓練士のビデオを観て....

(笑)

アッチャ~~此処にもいるんだ!.....

                         

その講習会に身が入らなくなったのは言うまでもない。

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実はムツゴロウさんがブログにシザーミラン氏について書いていた。

長文になりますが、転載させていただきました。

                 

                  

以下転載

今回のムツさんの返信は、犬を飼っていらっしゃる方でしたら
どこかでこの一派の説を聞いたり読んだりして、
きっと「これって本当?」「自分もそうした方がいいの?」と
考えられたことが多いのではないかしら、という
問題についてとなります。

たくさんの方にお読みいただき、
犬と暮らす仲間として、ごいっしょに
考えをめぐらせていただければ、と
思いました。

それではまず、ご質問をいたたきました
小次郎さんのメッセージを紹介いたしましょう。

*******************************

件名■ドッグトレーナー

はじめまして。

突然ですが、シーザーミランというアメリカの人気ドッグトレーナーをご存知でしょうか。
日本でもCSのナショジオでカリスマドッグトレーナという名前にて彼の番組が放送されていますが、
その手腕たるや、素人の私から見ればそれはそれは見事なものです。

彼は様々な問題を抱えた犬のリハビリを行い、同時に飼い主にどのように振舞うべきかを教えます。
凶暴な犬も彼にかかれば程なくして大人しくなり、また、飼い主に、犬に対して取るべき態度を教え、犬との関係を是正するわけです。


しかしながら、毎回違和感を感ずるのは、彼は徹底して、
飼い主は群れのリーダーとして、穏やかに毅然とした態度で振舞うべきであることを主張する点です。

また、例えば前足を飼い主にかけるような仕草も、よくない行動としてしつける傾向にあるようで、
そこも引っかかります。
ある飼い犬が、飼い主が自分を責めて涙を流しているときに、すっと近づいてきて、飼い主の膝に前足をかけ、顔の匂いを嗅ぐような仕草をしましたが、
それを氏は、飼い主が弱っているので上の立場に立とうとしている、と指摘しました。
しかし私には、飼い主を心配しているようにしか見えなかったのです。

シーザーミラン氏は、メキシコの牧場で育ち、数多くの犬を特に訓練することもなく使役させていたそうです。
彼がちょっとした仕草だけで犬を手懐けたりする様子をみると、きっとそうした経験から自然と学び得た事だから上手くいくのだろう、と素人の私は考えるわけですが、
リーダー云々がどうにも納得いかず、首を傾げている次第です。
わかり易い説明を後付で無理やりつけたのではないのか、と勘ぐってしまうのです。

あの番組を全て間に受けてしまうと、上手く犬を手懐けようとも、
犬との関係がかえって希薄になりはせぬかと感じてしまいます。

どうも私の如きがこの様な事を論ずるのは大いに身の程知らずですし、情報が不足しすぎて如何ともお答えになりようが無いかとも思いますが、ああした方法論や考え方というのは、正しいのでしょうか。

不躾な質問、大変失礼いたしました。

小次郎

*******************************

小次郎さん。

お便りありがとうございました。
そろそろだと期待はしていました。

この問題、動物と人間の解釈につきましては、
意外と根深く広がっているので根本的に話さなければならないと思っていました。
その意味でありがたい、と思いました。

直感は過たず、と言います。
あなたが、犬の態度を見て、「どうもおかしいよ。納得できない。」と思ったことは、
私は、正しいと思います。
それは素直に、正直に現実に向き合っているからであります。
ともすると、一つの理屈を全部にかぶせて現実を理解しようとする人たちがいます。
これは、大変大きな間違いをいたします。

まずですね。アメリカの、このミニ・カリスマドッグトレーナー、ミランという人ですか。
この人はかなり、一つの理論で色々なことを解明しようとしています。
それは、オオカミの群れの観察からきたアルファオスと他のメンバーとの関係を抜き出して、
それだけを人間の社会に適応しようとしているのです。
そこに、本当に大きな誤りがあります。


実は、私は彼の本拠を訪れています。
アメリカにロケに行った時、コーディネイターが、
「テレビで人気の人がいるよ。」と言って無理やり私達を引張っていきました。
行ってみると、日本からツアーが来ておりまして、しかも彼から犬の躾理論を学んでおりました。
私は、教室の一番後ろにおりましてその説明を聞いておりました。
聞いているうちに10分持たなかったですね。これはだめだ、と思いました。
すべてが嘘っぱちでした。

それでは、論を進めましょう。

犬が、飼い主の肩に前足をかける、これをですね、様々に解釈して
「絶対やってはいけないこと」だと彼は説いております。
私は、数百の犬と付き合いましたけれども、
犬は非常に喜んで、むしろ愛情を表現するために、飼い主の両肩に前足をかけます。

まず、その表情を見てください。
唇がゆるんでおります。目に緊張は見られません。
耳は軽く倒れておりますが、これは服従を意味します。尻尾は、軽く振られております。
これは、犬が喜んでいる証拠であります。

飼い主の肩に前足をかける犬の99、9パーセントは喜びのためにかけると思います。
これを逆に、飼い主とその地位をかわるために、犬が上に立とうとする、そういった解釈をします。
その時に犬の表情を見てください。
もし、そんなことをする犬でしたら、耳は深く倒すはずです。
唇に緊張が見られるはずです。特に上唇は非常に緊張して前歯が露出するはずです。
目にも緊張が見られます。
それから、両耳の間から背にかけてのいわゆる、たてがみにあたる部分の毛が逆立つでしょう。
でも、決してそういうことはしないのです。

この話は長くなりますので、続きはまた
明日としましょう。

To be continued 

 BYムツさん 畑 正憲

#74の続きです。

ある日のことでした。
某TV局の躾番組を見ておりましたら、トレーナーと称する人が、やはり同じことを言うんですね。
日本人でしたけれども、「前足をかけさせてはいけない、犬が主人になりたがっている、
これを続けさせてはいけない。」そういうんですね。
もう笑い出すよりも、あきれてものが言えませんでした。

この一派の欠点は動物を知らない、ことなんですね。

犬と人。
それを機械的に理解します。そして、服従させるか、させないか、で物をくくっていくんですね。
まるで昔の軍隊ですね。
昔の帝国軍隊は、新兵がやってきますと上官は、服従をさせる、ということだけでひどい教育をしていくんです。
それと同じことを、犬にたいしてやっていくんです。
それですべてを説明しようとしています。

犬は違いますね。
犬は非常に豊かな感性を持っております。
ある見方をすればですね、人間よりも豊かかもしれませんね。
思いやりが深く、そして英知に満ちていて、人間と共同生活をしているんです。
なぜ、人間と犬がこれだけの共同生活をしているのかこれは大きな謎でして、
私の生涯はその謎に挑戦することでもありました。

いつだったかこんなことがありましたね。

私は、犬の心拍数について、その瞬間的な変化について、非常に大きな興味を持ちまして
心拍計をつけ、それを電波で飛ばしてコンピューターに入れて、記録をとっていました。

私に、心服した犬がいました。
これは、私が何をしても許してくれる・・つまり、私の犬だったんですね。
その犬に心拍計をとりつけまして、居間においておきました。
そこへ私が訪ねていきました。
僕はですね、犬はさぞ喜んで、心臓の鼓動は激しくなる、と思ったんですね。


びっくりしました。
全然変わりません。
でも、よく考えてみると、これは非常に偉大なことなんです。

私たち人間が家族で暮らしていますね。
両親がいて、子供5人がいたとしますね。
子供は父親が帰ってきても、それほど心臓をビクビクさせないんです。
普通に、日常生活を送っていくんです。
それで親しくないかというと、そうではありません。
非常に変化をしないことによって、愛情を密に交換しているんですね。

オオカミの場合を見てみましょう。
ドールという東南アジアのオオカミがいますね。
これは、犬に近いといわれていますけれども、私はそうではないと思っております。

でも、これを見に行きました。
そして、一つの試みをしてみました。
広いところで、ドールが何頭か飼われております。
その、こちらから見えるところに大きな餌を持って行きました。
そうしましたら、力関係で3位のドールが、その餌の匂いを嗅ぎつけました。
やってきました。
欲しそうにしました。でも絶対に食べないんですね。
そして、すごすごと去っていきました。
そこへ、アルファオスがやって来まして、悠然と食べました。
2位のオオカミが食べます。3位のオオカミがやっと食べるんです。
それだけの規律が彼らの中にあるんですね。
そういったハイエラシー(hierachy)を作るためには
彼らは非常に大きなストレスを耐えているんですね。

先ほどの、私の愛犬の話に戻りましょう。
心拍計をつけておきますね。
そこに、彼女よりも上位のオス犬を連れてきました。
近づくにつれ、彼女の心拍数は劇的に上昇しました。
普通、大型犬から中型犬は一分間に80回から90回ですね。

なんと、240回になるんですね。
上位の犬が、何かする仕草をしますと、ついに針が振り切れるくらいに上昇したのです。
つまりこれはですね、
そのハイエラシーという一つのピラミッド型の権力構造を維持するために、
彼らは大変なエネルギーを使っているのです。
それは悪いことではないのですね。彼らの生活なのです。

ところが、人と動物の場合には、そういうストレスが生じないのです。
これをまずもって考えなければいけませんね。
だから、人が上に立つ、犬よりも強くなければならない、
そういった風に考えるのは、
まず間違いなんです。

続きはまた明日としましょう。

 BYムツさん 畑 正憲

              

        

#75の続きです。

もしですね、大型犬、なんでもいいですよ。
セントバーナードであろうと、マスチフであろうと・・・
人間を攻撃するように教えられた犬がかりにいたとしましょうね。
それをある部屋の中にいれます。
そこに人間が入っていきます。そうすると、上位も下位もないです。
力では、人間は素手ではかなわないんですね。
とんでもない話でね、たちまちやられてしまうでしょう。


もし、犬がその飼い主に上に立ちたい、攻撃したいと思うんなら、
肩になんか手をかけませんね。
まず急所を目指します。首筋ですね。そこに噛み付くでしょう。
そして噛み倒すでしょう。
肩に手を置くというのは、非常に親愛に満ちた行動でもあるんですね。


私は、犬たちを擬似的な群れにして・・・本当の群れではありませんよ。
しばらく7年間飼い続けたことがあります。
その時に、この行動はよく見かけられたのです。
これもね、上位のものが下位のものに、かけるんじゃないんです。
上位の者のところに、トットッ・・と寄って行きまして、
喜んでくると上位の背中にパッと前足を2つかけるんですね。
これは、嬉しいよ、思いあまってかけたものだと思います。

この動作は、実は哺乳動物全部に見かけられましてね、私は象の世界でも見ました。
クマでも見ました。エゾシカにもあるんですよ。
色んな動物で、そういった行動はあります。

そしてですね。
飼い主が涙を流していた、そしたらそこに犬が近づいて行って、どうしてるの?
というように問いかけたのにこの説明者は、上の立場に立とうとしている、と指摘しましたね。

これは本当に馬鹿げたことです。
頭の中が、「支配、支配される。」という原理でだけしか
物を考えられなくなってしまっているんですね。

私は犬といっしょにたくさん行動をしました。
その時に、崖から落ちたこともあります。
気を失ったこともあります。
すると、必ず犬がやってきまして舐めて、正気づけてくれますし、
元気づけてくれるんですね。
今でも居間で、私が「痛い」とか「うううっ・・」とか
弱った声を出しますと、私の犬は飛んできます。
そして、心配そうに体をすりつけてくるんです。
それは、犬の優しさでしょうね。

上位、下位、アルファオス、というような群れの原理で物を考えようとしましたら、
飼い主が病気になったら襲うはずですね。
ボス交代の大チャンスと見るはずです。
それで、弱った病気になった飼い主を虐げる、あるいは噛み殺すかもしれませんね。

今まで、人類の歴史の中で、私の知るかぎりにおいては、
そんなことは一回も記録されておりません。
むしろ、枕元に座って、心配で心配で「ダメ」と言っても絶対にそこをどかない、
というのが犬なんですね。


かつて私の父は愛犬家で、大きな犬を持っておりましたけれども、
ある夜のことでした。
会議に呼ばれまして、そこで酒をすすめられまして
グデングデンに酔って帰ってきたんですね。
そして家につくやいなやもどして、這い上がって、
そこで横になってしましまいました。

すると今まで上にあがったこともない犬がですね、
枕元に座ってじぃーーーっと動かないんですね。
そして、母はそういうことが嫌いなもんですから大きな声で叱りました。

絶対に動かないんですね。
父がすやすや寝息をたてるまで、そこでじいっとしておりました。
それが犬なんですね。

だから、力と力、それの強い弱いで物を考えて、
それを当てはめていくと本当に大きな間違いをすると思います。

この続きはまた明日。

 To be continued 

BYムツさん 畑正憲

                

#76の続きです。

このミニカリスマについてちょっと話しておきますね。
彼は、知識の上ではたいしたことないんですけれども、
実技の上では非常にすぐれた人物だと思います。

こういう人がいるんですね。生きもののそばにすうっと立てるんです。
そして、かなり思い通りに生きものを扱うことができます。

かつて、私は浜中という町に住んでいましたけれども、
博労のSさん、これはたいへんな人でしたね。
どんな気性の荒い馬のそばにも自然体ですっと近づいていくんですよ。
そして、自分の思い通りに引張って、時にはそのまま乗ることだってできるんですね。
大変な実力の持ち主でありました。

私は、彼を見るたびに、彼のようになりたい、と思いましたけれども、
とてもじゃないけどあの力を得ることはできませんでした。
そういう人がいるんですね。


アメリカのこのミランさんは、そういった面で
犬に信頼される特別な能力を持っていると思います。
これはとても優れた点で尊敬するべき点だと思いますね。
でも、そのことによって人気がでて、それに理論をかぶせてしまったのは、
これは残念というしかありませんね。彼にはもっと勉強してもらいたいです。
多分、彼は中学程度の生物学しかないでしょうから
しっかり勉強して、進化学とか脊椎動物の心理学とか、
そういうことを学んでいただくといいかと思いますね。

こんなこともあるんですよ。
散歩から家に帰る。その時に、絶対に犬を先にやってはいけない、と言うんです。
これも噴飯ものですね。
それを理屈づけるのに、力の上下関係、
要するにボスは先に入るものなんだ、というつまらない定石を押しかぶして説明するんです。


これは常識のある、普通の感性のある人間の考えることではありません。
でも、私はそういった躾の仕方を否定するものではないんですよ。

たまに聞かれるんです。

「先に入っていいものでしょうか。犬より後から入ったらいけないんでしょうか。」
僕は、「どっちでもいいんですよ。」と言います。
「でもどっちかに決めたいんです。」
「そうしてもいいんですよ。」と答えます。

生活に一つの決まりを作るんですね。
そうすると、例えば、犬とのつきあいかたに非常に迷っていて、
自然体でつきあえない人がいたとしますね。
そういう人が一つの決まりを作って、犬に「入っちゃだめ。だめよ。」と声をかけ、
よし、私が入って・・「いいよ。」とこういった命令を出します。
そうすると犬と人間がそこでコミニュケーションをしているんですね。
だから、それでもいいんですよ、ということです。
でも、それを理論化すると、質の悪いものになってしまうんですね。

話はまだまだ続きます。
この続きはまた明日。

BYムツさん 畑 正憲

 To be continued

 

もっともっとたくさんあるんですよ。
ベッドに犬をあげていっしょに寝ちゃだめだ、っていうんですよ。
これもバカげた説ですね。

どうして悪いんです?寝たければ寝ればいいんですよ。
私は色んな動物といっしょに寝ました。
クマとも、象とも、キツネとも寝たことがあります。
それはむしろ、心をつなぐ作業になってるんですね。

私の奥さんは、映画に出ましたプースケとずうっと一緒に寝てましたね。
歳をとって老衰でプースケが死ぬまでいっしょでした。
私はそれを美しいことと見ておりましたね。

でも、これもですね、話すと本当に長いことがあるのですけれども
犬と犬の間、犬と人間の間にはIDというのがありまして
・・・Individual distanceです。

これはですね、あるベタベタした関係を長~くは続けられないんですね。
たとえば犬を10匹飼っています。
そして、その真ん中に座ってじっとしています。
そうすると犬と飼い主の間に寝た時に、ある距離ができてくるんですね。
だからベッドに一緒に寝るといっても色んな寝かたをするんです。
べったり、というのはあんまりないんですね。
ある距離を持って・・たとえば足元にうずくまって寝るとか
枕元に最後のところは這い上がっていって30センチ離れたところに寝るとか、
それぞれのIDの持ち方によって寝方も変わってくるんですね。

一緒に寝たってどうってことないんです。
犬と人間の間には、何回も言いますけれども、
犬と犬が持つストレスと違って、それは少ないんですね。
そのことを理解しないといけないと思います。

話はもう少し続きます。
この続きは明日としましょう。

BYムツさん 畑 正憲
 To be continued
             
     
           
                
#78の続きです。

色々と話したいことはたくさんあります。

人間と犬の間も、決まりを作っていかなければならないこともたくさんあるんですね。

人間の子供でもそうですよ。
「好きなようにしたらいい。」と子供に言いますでしょ。
そんなことはできっこないですね。
子供が裸に外に飛び出したりね、
ご飯の時に暴れて立ち上がって手づかみでご飯を食べたり、
トイレにお尻を拭かないで帰ってきたり・・・それはさせませんよね。

つまり、「好きなようにしなさい。」というのは、
ある決まりを持ってその中で、自分の思うようにしなさい、ということなんですね。
躾をいうのはそういうものでありまして、
人間と犬の間にも「こうしちゃいけない。」ということはたくさんあります。

それをさせない、ということ、それもまた立派なことなんです。
だから前足を肩にかけようとする犬に
「やっちゃいけないよ。」ということを言いますね。それを教えますね。
すると、それがその犬との非常にプライベートな理屈になるんです。
それが大切なんです。
それは、その飼い主とその犬だけの問題なんです。

ところが、このアメリカのミランさんは、
これを一般に敷衍しようとするんですね。
そしてそこから、理屈を組み立てようとするから大きな間違いができてくるんです。
ここをよく考えていただきたいと思いますね。

私がアイルランドにアイリッシュウルフハウンドというのを見に行きました。
あれは、世界一背の高い犬なんです。
その背の高さを示すために飼い主は名前を呼んで
前足を肩にかけてもらいたいんですね。
そうするとアイリッシュウルフハウンドの顔は飼い主の顔より上にくるんですよ。
それを知らない人に見せたり、写真を撮ったりするために、
飼い主はそれをさせたくてさせたくて仕方がないですね。
そのトレーニングを必死でやっているんですよ。


肩に手をかけたからといって、ウルフハウンドが飼い主の主人になることはありません。
むしろ、それがゲームになっているんですね。
そして、その飼い主と犬との間の契約になっていくわけですよ。

僕の場合は、犬が来ます。
そして前足をかけてくれます。
「よく来たね」と抱きしめます。
その次に、僕のことですかから、「タンタラランラン♪」です。踊るんですよ。
僕は犬とたくさん踊りました。

でも、犬の股関節は立つようにはできていないんですね。
あれは4本の足で立つようにできているものです。

ですから、歳をとってくるとできなくなるんですね。
で、僕はその犬の前に立ちましてね、「タンタラランランラン♪」と言うと
悲しそうに「ううーっ、ワンワンワン」ってなきます。
それはね、
「いっしょにダンスしたいよ。ダンスしたいよ。でも僕もうできないんだ。」
って言ってるんですね。切ないじゃありませんか。

そのような契約、会話というのはプライベートなものでありまして、
これを一般に理論的に敷衍してはなりません。

これは、自分の恋人、奥さん、自分の家族、自分の犬、と結んだ「愛の契約」なんです。
それは隣の人とはいっしょにならないんです。
それを無理やり一緒にしようとするのは民主主義の中の悪い部面でありましてね、
私はそういった一般化や民主主義の堕落した部分というのは大嫌いです。
一つ一つが違っていていいし、違うから美しくて、素晴らしくて、
そして生きていて楽しいんだと思いますよ。

あなたの直感はまったくまちがっていません。
これからも、犬との人生を楽しんでくださいね。
そして、泣くと犬がそれを見て不思議そうにする、舐めると言っておりますが
まったくその通りでありまして、この感情はサルにも象にもありますし、
私は色々な生き物に涙を舐め取ってもらいました。非常に幸せでした。
そういった幸せの時間をお互いにたくさん持ちたいものですね。

BYムツさん 畑 正憲

**************************

小次郎さん、今回の返信は今日が最終回です。
いかがでしたでしょうか。

ミランさん一派の説については、私も疑問に思うことが
とても多かったのです。
ムツさんの話で、それがなぜ違うのか?ということが
科学的に理解できたような気がしています。
もっともっとこの問題に関しては
ムツさんに聞いてみたいですね。

「愛の契約」という言葉に心打たれました。
それは隣の人といっしょじゃなくて
いいんですよね。
個々の飼い主と犬との素晴らしい心のつながり、関係が
一番大切なのだと思います。

その中で、一緒に幸せにすごしていけるよう、
自分以外の人にも迷惑をかけないよう、
暖かく教えていく、ということが
心のこもった本当の躾、なのではないかと
思いました。
人間の子供を育てるのと同じですね。

お読みいただいた感想なども
ぜひ、ムツさんにお聞かせくださいね。

 明日美
以上転載
           
いかがでしょうか?
私がムツゴロウさんと同列に並ぶことが出来る人間とは思っても見ないけれど、考えとしては近いと思っています。
ビデオを観て感じたことを、ムツゴロウさんも言っていますしね(笑)。
 
    

               

皆さんはどう思うのだろうか?
犬にささやく人というフレーズと何かかけ離れたイメージを感じるのは私の気のせい?.....
グラさんも又同じように記事を書いていました。
                 
                   

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コメント

うん様、コメント有り難うございます、やっと反対意見?の人が来てくれたlovely
かつては今と反対の訓練方法だったので気持が良く解る!。

>犬はリーダー(指導者)以外基本的に殆ど考えない。反応してるだけだから指導者が居なかったりある程度の規律がなければ犬は不安定になってしまう


これが私として一番引っかかる言葉。

そうだろうか?今まで相当数の保護犬や飼い犬の相談(咬傷犬など)で人との主従関係を持った犬を観たことがない(笑)その様に観える個体は沢山いるが。
かつては私もそう思っていたから無理に否定はしないsmile

が...犬の目線で物を観ると言う観察を続けなければ、何時まで経っても犬との関係は良くはならない、それは主従と言うよりも相棒!どちらかというと夫婦のような物だろう。別段の指示を行わなくともまさにあうんの呼吸でわん子達は動く。

犬その物が人を理解し信頼して、初めて一緒に暮らせると私は思っているから。


>犬は臭い以上に雰囲気や心を読む。躾する時、指示を与える時は厳格で穏やかなエネルギーを出せ
この二点だけ口を酸っぱくして言ってます

これは言える!
が...
犬に!、ではなく人間が自分自身に対してでなければ、犬はついてこないと言うことを知ってほしい。
           
シザーミラン氏が、以前のままというのも考えにくい、なぜならあれだけのスキルがありながら、理論が旧態依然としたままと言うことは無いと思っているから。

新しい(とりわけ新しい訳ではありませんが)理論を勉強して、犬目線に変わったときに大化けするトレーナーでしょうね。

まあ取り巻きが許せばの話ですけどね(笑)

投稿: ぶんた | 2011年5月12日 (木) 08時31分

シーザー好きとして少し気になったのでコメントさせていただきます

現在彼は考え方が軟化していますよ。肩に手を乗せてキスも全然許してます。
・犬はリーダー(指導者)以外基本的に殆ど考えない。反応してるだけだから指導者が居なかったりある程度の規律がなければ犬は不安定になってしまう
・犬は臭い以上に雰囲気や心を読む。躾する時、指示を与える時は厳格で穏やかなエネルギーを出せ
この二点だけ口を酸っぱくして言ってます

テレビの仕事を除けば彼は本来、人を襲ったり飼い主に重症を負わせたり、他の犬の耳を噛み千切ったりした他のトレーナーから断られるようなレッドゾーンの犬を担当してきたトレーナーです。「犬には社会復帰のためのリハビリ、飼い主にはトレーニングを」をモットーとしてやってきた彼の姿勢は、犬に対するリハビリと考えれば非常に共感できます。・・・一般向けでは無いのかな~とも思いますが
以前にはマーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたことの作者兼元飼い主と二代目が訓練を受けてました。鳥を数匹食い殺したそうです
可愛がるだけだったマーリーはお馬鹿で済んだけど、二匹続けてそうはいかないと飼い主の訓練をしてました

彼の訓練の仕方や犬の見方については色々賛否があると思いますが、レッドゾーンの犬を引き取るトレーナー自体が日本には少なく、そっち方面の仕事をしている自分としては非常に尊敬しております。彼が人気ある最大の理由はヒスパニック系アメリカ人らしく軽いジョークと上手い例えを挟めながら、ずけずけと本音で飼い主の怠慢に怒りを示し徹底的にそれを改善させようとする事だと思います。
長文失礼致しましたm(__)m

投稿: うん | 2011年5月12日 (木) 04時13分

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