保護犬のリハビリをするということ!
わが家に来る保護犬の殆どが、大なり小なりリハビリを行わないと、里親さんの元へ行かせることが出来ません。
どんなリハビリを来たときからするか?というと.....
基本的に何もしない?、食事や普段の世話(トイレなど)以外は、2週ほど隔離してから自由にさせる以外のことはしない!。怪訝に思うとは思いますが、まずその子が落ち着くまでの間、観察をして何が問題なのか見極めなければなりません。
ほぼ1ヶ月の間私は殆ど構わないようにしていると、問題行動の少ない子は普通の?生活が出来るようになってくる。
問題といわれている行動の殆どが、吠え と 噛むこと、吠えについては殆どの場合吠えさせる?。
ぶんたの家周囲の状況が、ある程度許して貰えるのですけれど、吠え続けられるのはやはり辛い、殆どの場合環境が変わってしまったことや、当然のようにわんこが一杯いるのですから!......
ストレス反応として吠え続けることが多いです!。
その反応を和らげることが必要ですね。
ずっと吠え続ける子は居ません、隔離することも一つの選択肢ですけれど、私の場合2週間ほど、病気や寄生虫の様子を見るため、隔離します!といっても狭いわが家ですから、同じ部屋にしない!という程度、その間駆虫剤の投与や便の状態などを観察します。
この間で意外と吠えなくなってしまう子が多い。
狭い家の中ですから、他の子が居る気配や吠えが有っても、意外と静かにしている。
以前だったら(1年くらい前)私の怒号と、犬の吠え声は年中行事のようだった!。
ちょっとしたことで叱ってしまい、来たばかりの子など萎縮している子が多かった!、ちょっとしたことで喧嘩になり傷も絶えない!。
私に威嚇すれば!まずはプロレスごっこ!噛みつき!関節技!それこそ何でもありの日々!。
病院で(人と動物両方)沢山いるから大変ね~...でも気をつけてね!などと言われていた日々.....
そこには自分が行っていた過ちに気づかずに、他人の所為にしていた自分があった!。
要はリハビリの方法が、1年前とある意味正反対!なのです。甘やかしているわけではありませんが!やはり犬本来の状態を作ってあげると、安心しそして追従(服従ではない)してくるのではないのでしょうか?。
一番面食らっているのは(笑)我が家に古くからいる!文太やモモ達だと思う!去年まで何かしでかすと、怒鳴られ!罰を与えられていたのだから!。
文太についてはまだ怯えの部分は残っている(カーミングシグナルで解る)けれど、元々の明るい性格で大分良くなってきた!。モモはまさに劇的!あんなに言うことを聴かなかったことが嘘のようなのです!。明らかに顔つきも変わり、人をのぞき込むような仕草が無くなり、きりっとした感じの子になってきたのです!。
この半年くらいの間、センターから問題有り!なのですけれど、受け入れられますか?といわれた子達。
一ヶ月以上センターで生活しているため、何回か面接しているが、本当に問題児に見える!、センターに居るこの問題児は!誰でも引いてしまうだろうな!なんて思っていると私の元へ......
以前のホップ君はまさにこの状態!リハビリ大変そうだな~~!、吠える噛むはコーギーだから??当たり前なんだろうな??.....
サッちゃんを除いて殆どの子が同じような状態!、前のブログに書いてありますが、引きだしてからあんた!別犬!かいな??と言うくらいすぐに温和しくなってしまった!。
引き出す前からのカーミングシグナルのなせる技なのか?、余りにも拍子抜けな状態です。
以前であれば中々難しく!、新入りが入ってくると、とたんに逆戻りしてしまう子が多かった!。
犬にとって安心できる環境を作ることは大事です!、すべての子に安心を与えるには、わが家では狭すぎますけれど、出来るだけわんこ達が過ごしやすい環境作りを続けてみます!
まだこの話は続けますね!。
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コメント
ちえさんコメント有り難うございます。
次の記事にあげてありますけれど、人間の本質というか考えは、きっかけがないと変わりませんし、変わろうとしないのかも知れません!、特に私のように年令を重ねてくると!。
方法だけ変えても、それを行う人間が変わらないと、本質は変わらないと思いました。
投稿: ぶんた | 2008年11月15日 (土) 23時02分
ぶんたさん、こんにちは、はじめまして
と言ってもそんな気はいたしません。保護活動をされている方には本当に頭が下がります。
私も大変興味深く記事を拝見しました。人が対応を変えれば、ワンコが変わるということが広まってほしいですね。これからの記事も楽しみにしています。
投稿: ちえ | 2008年11月15日 (土) 20時10分
グラさん!コメント有り難うございます!。
モモちゃん変わりましたよ~~!
以前だったらホントいつの間にか脱走!!なんてことざらでしたし(笑)。
側にいて安心できることが一番なんですね!。
リーダー論から脱出!出来たのは、今までの数年間の保護活動の積み重ねの中で、余りにも疑問に思うことが多すぎたためです!。
保護した子はある意味特殊な環境に放り出されているわけで、一般に飼育されている状況の子ではありませんからね!。
私の頭の中はこの2年くらいの間、いつも疑問と戦っていました、リーダー論や権威症候群では説明できない事例を見ていましたから!。
なまじ大した知識が無く、大御所などという方々が側にいなかったために(笑)疑問を疑問として受け止めていたためだとは思いますけれど.....
おいおい又記事にしていくつもりですからね!。
幸せわんこの輪を広げてゆきたいですね!。
投稿: ぶんた | 2008年11月15日 (土) 11時59分
劇的に変わったんですね~
たいへん興味深い記事を、どうもありがとうございました。
私も自分が引き出した子は、必要に応じて隔離し、落ち着くまで放っておきます。
そうすると勝手にいい子になっていきますよね、よくわかります。
文太&モモちゃんの変化についても詳しい記事を楽しみにしています。
それから、リーダー論を信じていたところから、どうやって今のように変化して行ったのか、疑問や葛藤などがあったと思うのですが、そのあたりも知りたいです。
リクエストが多くてすみませんが、よろしくおねがいします。
投稿: グラ | 2008年11月15日 (土) 09時13分
Eggiさんコメント有り難うございます。
犬が変わったのではなく!自分自身の過ちという事に気づかせてくれた!Eggiさんのおかげだと思っています!。
その意味を理解し、実践できるまで!半年以上掛かってしまっています!、どうしても昔ながらの方法が体から離れずにいましたから。
変わったのは私自身です!。
今日もつれ合いと話していて!モモちゃんが変わったね!と言っていましたけれど、もっと変わったのは、村中に響き渡るような(笑)私の怒号でしょう!。
権威主義やリーダー論を信じていましたからね!、今や遙か昔のように感じます!。
投稿: ぶんた | 2008年11月14日 (金) 23時44分
ぶんたさん、
とても興味深い記事を有り難うございます。
生活状況が犬の習性に適っていれば、ストレス減少になること、犬を構いすぎないこと等は、いつも生徒さんたちに話していますし、ブログにも何度も書きましたが、
ぶんたさんが経験されたような《大幅な変化》には、驚きが隠せません。
私がお世話するのは、毎回一頭だけですから、《変化があって当たり前》ですが、保護活動されているぶんたさんの《パクト》でのこの成果には、我ながら驚いています(大喜びしています)。
来年、是非インタビュー(メール)させてください。
こちらで記事にしたいです。
投稿: Eggi | 2008年11月14日 (金) 23時25分